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Kachiluの導入で、ストックオプション支援の業務工数が一気に下がりました

翔ける司法書士事務所

── 翔ける司法書士事務所が挑んだ、SO支援業務の効率化と仕組み化

司法書士として、スタートアップを中心とした事業承継、会社の解散・清算など商業登記をメインに支援をしている「翔ける司法書士事務所」。 その中でもストックオプション(以下SO)の支援は、専門性が高く、業務工数も大きくなるため、自らを含め、多くの司法書士事務所にとって「やりたくても手を出しづらい領域」の一つでした。 そんな状況を一変させたのが、Kachiluの導入です。 実際にどう活用しているのか、導入の背景や感じている変化についてお話を伺いました。

SOは多くの司法書士にとって「やりたいけどやれない領域」だった

SOの支援を始めた当初から感じていたのは、その専門性の高さと取り扱う専門家の少なさです。

「毎年税制が変わったり、専門家によって設計思想の考え方が異なっていたり、SOはとにかく複雑なんです。契約書の作成から担当した場合でも、訴訟になったときに私は法廷には立てない。だからこそ、どこまで踏み込んでいいのか分かりづらいというのが実情でした。」

司法書士による説明の様子

司法書士の中でも、商業登記を専門にしている人は決して多くありません。その中でSOの契約書作成まで対応している人となると、さらに数が限られてしまうそうです。

「やりたくても、リスクが大きいために断念していた司法書士も多いと思います。私の事務所はSOを扱っている数少ない事務所の内の一つですが、このような高度な業務を受けきれず同業から仕事が回ってくることもありました。」

Kachiluを使えばスムーズに発行まで進められるという手応えがあった

そんな中でKachiluの存在を知り、導入を決意した理由をこう語ります。

クライアントとの打ち合わせ風景

「一番の決め手は、設計思想のヒアリングから契約書作成までの工数が大幅に削減される点でした。これまでは、お客様の話を聞きながら、どのような目的で、どのような条件でSOを発行したいのかを整理し、それを契約書に落とし込む作業が本当に大変だったんです。」

Kachiluを使えば、設計の方針に沿って1項目ずつヒアリングするだけで、その内容が自動的に契約書に反映される。これまで使っていたヒアリングシートとの親和性も高く、導入直後からスムーズに活用できたといいます。

「正直、ある程度の設計思想が分かっていればKachiluを使用してサポートできると思いますそれくらい、システムが整理されていて、わかりやすいんです。」

契約締結がシステム上で完結できるのは革命的だった

Kachiluを導入して感じたのは、単なる書類作成の効率化にとどまらない、プロセス全体の省力化でした。

「契約書の締結をオンラインで一括管理できるのは、本当に楽でした。これまでは紙のやりとりやPDFの送付が当たり前だったので、業務のスピード感がまるで違います。」

さらに、Kachiluの「権利者マイページ」も顧客から好評で、「何が、いつ、どのように発行されたのか」が視覚的に確認できる点も安心感につながっているそうです。

"安く正確に発行したい"というニーズに、ぴったり応えられた

今回Kachiluを使って支援したスタートアップ企業は、コストを抑えつつも、SOの発行を正しく行いたいというニーズを持っていました。

「これまでのSO発行では、ヒアリングから契約書の作成だけで数十万円の費用がかかっていましたが、Kachiluを使えば登記報酬込みで25万円ほどで対応可能です(※登録免許税は別途必要)。今回は顧客自身も新しいサービスの導入に積極的だったので、提案から導入まで非常にスムーズに進みました。」

タブレットを使った説明の様子

ヒアリングは1時間ほどで完了し、設定もKachilu上で完結。お客様自身をKachiluの管理者として招待し、支払いは外部パートナーに任せる形で運用されています。

SOを支援したい司法書士の背中を押してくれるツール

最後に、Kachiluの導入を検討している司法書士や専門家に向けてメッセージを伺いました。

「これまでSOに取り組みたくても、"自分には難しい"と感じていた方にこそ、Kachiluを使ってみてほしいと思います。設計思想のガイドがしっかりしているし、契約書も自動生成される。Webサービスに慣れていない方でも、安心してお客様の支援ができる仕組みが整っています。」

Kachiluの導入によって、SO発行支援のハードルを一気に下げた翔ける司法書士事務所。 業務効率の向上だけでなく、スタートアップにとっても「頼れるパートナー」として、これからも新しい支援の形をつくり続けています。